2015年8月14日金曜日

サツキとメイの家

熊野からの帰りに少し寄り道して、立ち寄ったのがモリコロパーク。
10年前に愛・地球博が開催された跡地です。
お目当てはこちらのおうちにお邪魔する事。
 
この赤い屋根のおうちにピンと来た方もいるはず。
 

 
表札は草壁さん。
 
そう、ここは「となりのトトロ」に出てくる「サツキとメイの家」なのです。
 

前売り券は前々日までの販売ですが、私達が行こうと思い立ったのは前日。
夏休みだし厳しいかなぁと思いつつ、一か八かで当日券に賭けてみる事に。
到着したのは13時過ぎと遅めでしたが、平日だったからか猛暑の為か、無事に当日券を入手する事が出来ました。
外観はチケットのない方でも見れますが、家屋内には観覧ツアーに参加した人だけが入れます。
参加者の多い日は建物内部を見学するチームと、外側を見学するチームに分かれて、それぞれ15分の計30分間見学するそうですが、この日はそれ程人が多くなかったため好きなように見て回れました。
それでも30分じゃ全然足りない!

 
というのも、この展示。物凄く細かい所まで作りこまれていて、見れば見るほど発見があるのです。
 
残念ながら屋内での写真撮影は禁止でしたが、外から室内を撮るのはOK。
この台所一つとっても、こだわりが伝わってきます。
今もここで草壁一家が暮していると言われても素直に信じてしまえるくらい、生活の息吹が感じられるのです。
作り物だらけのハリボテではなく、本物にこだわるところはさすがジブリ!
 
室内にある箪笥やふすま等は全て自由に開ける事ができ、中に入っている物も触って構わないとの事。
樟脳の香りが漂う箪笥の中には家族の名前が刺しゅうされたハンカチが入っていたり、サツキのランドセルの中には昭和時代の教科書や、子どもの字がビッシリ書き込まれた手書きのノートが入っていたり。
なんだか田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような、ノスタルジックな気分に浸れる時間でした。
 
上の写真はお父さんの書斎。こちらだけは立ち入り禁止エリア。
考古学を教えるお父さんの本が山ほど積まれていて、雪崩を起こしそうになっています。
 

ここで書き物をしていたお父さんが、メイちゃんにお花を渡されて微笑むシーンが蘇ります。
腐ってグラグラしている柱もちゃんと再現。
季節によって展示が変わるので、来る度に新しい発見があるそう。
でもトトロといえばやっぱり夏のイメージ。
とても暑かったけど、この時期に来れて良かったなと思います。





庭には穴開きバケツも。



猫バス来るかな?
鬼瓦には「と」の文字が。
これは映画にはない演出で、宮崎駿監督の息子さんが思いついたそう。
このエレベーターで展望台に上ると、離れた場所から前景を見る事が出来ます。
緑に囲まれた抜群のロケーション。
唯一残念だったのは、一緒に行った夫も子供達もトトロを観た事がないこと。
私が一人興奮している横で、三人は若干手持ち無沙汰な感じになっていました。
近いうちにDVD上映会をして、また再訪せねば!
「サツキとメイの家」以外にも、モリコロパークは遊ぶ所が沢山。
温水プールにスケート場、子供の広場に観覧車。
そして私達が訪れた児童総合センター。
ここはエアコンの効いた涼しい室内に、様々な遊び道具が揃っています。
この建物だけでも一日中遊べる!
なのに入場料はたったの300円。
どうやって運営しているのか心配になってしまうくらい。
こんな施設が近くにあったら、間違いなく毎日通います。
素晴らしい遊具が揃っているというのに、我が家の子供達はなぜか、小さい子供が遊ぶ部屋に入り浸り、積み木をひたすら積み上げていました。
あのー、これならうちでも出来ますよね・・・。
 
本当に楽しかったモリコロパーク。
次回から帰省の際には余分に一日割いて、ここを訪れたいなぁと思います。

2015年8月9日日曜日

熊野へ

昨年に引き続き、今年の夏も熊野に行ってきました。
滞在したのは我が家の定宿、熊野倶楽部。
今年で創業6周年。
私達が訪れるのはこれが3回目かな?
大自然に囲まれているにも関わらず、施設内はとても清潔に保たれていて快適です。





滞在中の楽しみの一つは食事。
熊野の食材をたっぷり使ったコース料理が提供されます。
昨年までは子供達が騒ぐのでかき込むように食べて退散しなければいけませんでしたが、1年経って子供達もだいぶ大人しく座っていられるようになったので、じっくり味わって頂く事が出来ました。
美熊野牛のステーキ トリュフポン酢かけは、思い出すだけでよだれがゴクリ。

残念ながらお天気が微妙だった為、今回は川も海も行けなかったけど、その代わり熊野古道を歩いてきました。
子供連れだったので、一番近くて気軽に歩ける松本峠を小一時間かけて登りました。
気軽なコースとはいえ、苔むした山道を登っていくのは息が切れます。
2歳の娘はパパに抱っこしてもらったまま一度も歩こうとしませんでしたが、4歳の息子は最初から最後まで楽しそうに歩ききってくれてビックリ。
子供の成長を所々で感じられる旅となりました。
頑張って登ったご褒美に見える景色。
16年間熊野に住んでいた私ですが、熊野古道を歩くのは今回が初めて。
遠い地で出会った夫と一緒に、子供達を連れて故郷に戻ってくるのは、毎回なんだか不思議な気持ちになります。
夜はおじいちゃんのおうちで花火もしました。
子供達は初めての手持ち花火に興味津々。
2泊3日の短い滞在でしたが、会いたい友人にも会えたし、充実した旅となりました。